基本設計と実施設計の違いは
建築物の設計には、基本設計と実施設計の2つの段階があります。簡単に言えば、基本設計は建築物の設計コンセプトや構造の基本的な設計を行う段階であり、実施設計は具体的な図面や詳細な仕様書の作成を行う段階です。
具体的には、基本設計では、建築物の計画や形状、構造、設備、用途、コストなどの基本的な設計を行います。また、基本的な設計コンセプトや外観、空間構成、照明計画など、建築物のイメージや雰囲気を表現するためのデザインを行います。
一方、実施設計では、基本設計で決定された設計コンセプトや基本的な設計内容をもとに、具体的な図面や詳細な仕様書を作成します。例えば、建築物の構造図、配管図、電気図、内装図、設備仕様書、費用見積もりなどが含まれます。
基本設計は建築物の設計の骨子を決定し、実施設計はその骨子に具体的な筋肉を付けるというイメージです。基本設計がある程度決定されてから実施設計に移ることが一般的です。
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